私はシステムエンジニアをしてますが、システムエンジニアの目標は立てにくいです。
なぜなら、営業は売上や利益が目標となるので数値化しやすいですが、システムエンジニアは仕事の内容が目に見えにくい職業ですので、数値化して目標を立てるのが難しいです。
そこで、今回はシステムエンジニアの目標の立てかたについて書きました。
スポンサーリンク
数値を用いて定量的な目標にする
目標を立てるのに一番適しているのは数値化することです。
ではシステムエンジニアの目標で数値化できるのはどのようなものあるか、具体例を挙げると以下のようなものがあります。
- 上期中に○○人月分の設計を完了する
- 前月比105%以上の生産性で〇〇機能の設計を完了する
- リリース後、1ヶ月以内に発見される不具合が◯件以内
などが挙げられます。ポイントは、普段の仕事内容からQCDを切り口にして数値化します。
数値化できない場合は状態を目標にする
では、数値化出来ない仕事だった場合はどのようにすればいいでしょうか。
それは「どのような状態になっていれば目標が達成できたか」を定めることです。例えば以下のようになります。
- ◯月末までに〇〇機能の設計が完了し、◯月からプログラミングに着手していること
→プログラミングに着手している状態 - 〇〇の手順書を作成し引き継ぎを行い、〇〇システム保守がサポートチームで
運用開始していること→運用開始している状態 - チームのメンバー◯名が詳細設計を独力でチーム内レビューを完了出来ていること
→レビュー完了している状態
目標自体が数値化されていないものでも、状態を目標達成の基準にすれば目標の達成基準が明確になります。
スポンサーリンク
行動を目標達成の基準にしてはいけない
では逆にやってはいけない目標の立て方はと言うと、下記のように行動を目標にすることです。
- ◯◯の設計を行い〇〇機能のリリースをする
→リリースをするだけで良いのか?品質は?生産性は? - 〇〇の改善をする
→何を持って改善したというのか? - ◯◯の研修を受講して〇〇を習得する
→習得するとは?研修は受講しなければならないのか?
などですが、こういったものは目標にはなりづらいです。なぜなら、行動するだけでは達成水準があいまいだからです。
行動するだけで「目標が達成できた」と言えるものであればいいですが、そんな目標ってほとんどありません。
ですので、行動や行動をした結果を目に見える形で数値化するもしくは状態化することが重要です。
目標が明確になれば、それを達成するために計画を立てて、あとは実行するのみです。
どうでしょうか?皆さんの目標を立てる上での参考となれば幸いです。
関連情報:目標を絶対達成するためにオススメの本の紹介
目標を絶対達成するためにオススメの本があります。その名もズバリ「絶対達成マインドの作り方」です。
現場に入り込んで目標を絶対達成させるコンサルタントが、精神論とは全く別の切り口で目標を達成する科学的な方法論と具体的なノウハウを紹介してくれる一冊です。
よろしければどうぞ。
スポンサーリンク