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Jリーグ1stステージ第8節ガンバ大阪の福岡戦を振り返りました

震災後初めての九州での開催となったJリーグ8節の福岡戦を振り返ります。



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宇佐美のゴールで1-0で勝利!

スタメンはACLによる負担を解消するため宇佐美の代わりに呉屋がスタメンに入りました。フォーメーションは4-4-2になり、2トップにパトリックと呉屋、2列目は倉田と阿部、ボランチは遠藤と今野、DFラインはジェソク、ジョンヤ、丹羽、藤春でGKは東口です。一方の福岡はウエリントン、城後、金森を中心に攻撃を組み立てます。特にウエリントンは高さと強さを兼ね備えた選手なので、注意が必要です。
ゲームはガンバペースでシンプルに縦のパスにパトリックや呉屋に合わせる攻撃を仕掛けます。この日の遠藤はボランチでありながら前にポジションを取りゲームをコントロールしていました。また、倉田も攻撃と守備のバランサーとして運動量が多く、特に攻撃から守備への切り替えでのプレスが効いていました。ですので、遠藤と倉田でインサイドハーフ的な動きをしていました。また、今までは宇佐美がポジションを取る左サイドを起点に攻撃していましたが、宇佐美がいないこともあり右サイドを中心に攻撃を組み立てていましたが、。守備的SBのジェソクがしんどそうでした。福岡は守ってカウンターからウエリントン当てる攻撃で、なかなか崩れないウエリントンにDF陣は決定的な仕事をさせてはいないものの手を焼いている印象でした。ウエリントンは怖い存在です。また、DF陣のバックパスから福岡にボールを取られそこから危ないシーンを作られることもありました。ガンバはそのようなプレーが1試合に必ずあるので、無くさないといけない。試合はガンバはゲームを支配するも決定機を作れず、スコアレスで前半終了。
メンバーはそのままで後半が始まります。前半から行っていた縦へのパスが効いてきたのか、福岡のDF陣が下がりだしスペースが出来てきました。そこにパトリックがくさびとなり呉屋につなぐパターンができ、得点にはなりませんでしたがカウンターからの二人の連携はよかったです。それゆえ、2人で点を取って欲しかったです。前半より比較的余裕を持ってボールを持つことができるようになり、ゴールの匂いがしてきたのですが、ゴールをこじ開けることができません。決定機も2回作れたのに外してしまいました。こういうチャンスに決めないと後で苦しくなります。ACLで負けたのもこういうチャンスを決めきれなかったことも理由だと思います。
後ひとつで点が取れないガンバは66分、呉屋に代えて宇佐美を投入しました。交代時に監督に胸を叩かれるシーンが印象的でした。その後、79分ジェソクからの縦パスをパトリックが右サイド前線でため、上がってきた阿部にパス、ダイレクトで左サイドの宇佐美にボールが渡るとシュートコースが開くのを待って一閃。ゴール右のポストにあたりながら入りました。このシュート絶妙すぎる。その後、運動量の落ちてきた倉田に代えて藤本が投入されます。お互いにチャンスを作り、福岡は最後パワープレーに出来てきますが、パトリックの献身的な守備もあってそのまま逃げ切りました!

試合のハイライトはこちら



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違いを見せた宇佐美

J1初先発の呉屋ですが、まずまずの出来だったと思います。ただ、厳しいことを言うと、前半に2回、後半に決定機が1回ありましたのでどれか1つ決めて欲しかった。こういったチャンスに決めきれないと上位チームと対戦する試合では厳しいと思います。呉屋のスプリントをしているエリアが少し低い、ペナに入り込むスプリントが欲しかったです。もう少し高い位置で多くプレーができると全然変わってきたと思います。結局のところ呉屋の代わりに入った宇佐美が決めましたが、そこが2人の現在の差だと思います。とは言え、今後に期待できる選手だと思います。

影のMVPパトリック

比較的良い時のパトリックでした。前線での「強さ」を活かし起点となっていたと思います。こういったことをどんなチームが相手でも継続的にできるとガンバの勝率も変わってくると思います。また、献身性も見せました。前半は前線から自陣まで戻ってフリーの選手にチャージに行きましたし、終盤はパワープレーに出てきた福岡に対してDFラインにとどまりウエリントンのマークにつきました。こういうことができるときのパトリックは良い時のパトリックです。
点差は1点ですが、それ以上に得るものが大きかった試合だったと思います。呉屋の先発、違うフォーメーション、宇佐美の得点、無失点。次節は前半戦の天王山ホームの川崎戦です。川崎に勝ち切ってホームの嫌な流れを断ち切りましょう!

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