私の宇佐美に対する第一印象は最低だった。吹田の図書館のイベントでの写真、そのイベントに参加した子どもと不機嫌そうな顔で写っている写真だった。その横に子どもたちの感想が書いてあり、宇佐美選手は少し怖かったと書いてあった。なんて選手だ、それでもプロなのか、子どもに夢を与えるのがプロのアスリートではないのか。そういう印象を持ってしまった。
あれから約3年後、宇佐美を「ガンバれよ、帰ってくるなよ」と期待を込めて送り出す自分と、「行ってしまうのか、できればここにずっといて欲しい」と寂しく思う2人の自分がいる。ガンバ大阪を始めとするJリーグのトップチームは、世界を目指す選手にとってステップアップするためのチームで、通過点であることを改めて認識させられた。
思い出
今年のアウェイの福岡戦、ACL敗退の戦犯となってしまった直後の試合でスタメンから外れたにも関わらず、途中出場から値千金のゴールを決めサポーターの待つゴール裏に駆け寄り身を委ねる姿。
2015年の天皇杯準々決勝、万博でのゴールでみんなでゆりかごをした。
これから宇佐美のチャントを歌うことがないと思うとすごく寂しい。
夢ができた
でも、夢ができた。クラブワールドカップでガンバと吹田スタジアムで対戦すること。その時はバイエルンミュンヘンだろうか、バルセロナかもしれない。
恐らく、これから良いことばかりではなく、むしろ良いことなんて数えるくらいしか無いと思うけれど、サッカーをやっててよかったと一度でも多く思えるサッカー人生を歩んで欲しい。そして願わくば、成功を収めることを。
宇佐美よCWCで会おう!それまで絶対に帰ってくるな!!
その時はおもいっきりブーイングするけど。
Viel Glück!