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ガンバ大阪の2016年Jリーグ1stステージ前半戦を振り返ることでわかったこと

前回はファーストステージ前半戦を振り返り、今シーズンは得点が昨シーズンより少ないことがわかりました。今回は得点についてもう少し考えてみました。



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宇佐美の得点が少ない

下記の表は2016年と2015年の得点です。

シーズン 宇佐美の得点 宇佐美以外の選手の得点 チームの得点
2016年 2点 7点 9点
2015年 9点 6点 15点

2016年と2015年のチームの得点は6点の差があります。また、宇佐美の得点も7点の差があります。宇佐美がゴールを上げていない分、チームの得点が少ないこととなっています。逆に言えば、宇佐美が昨シーズンと同じだけゴールを決めていれば、ガンバは上位に位置していたと思います。宇佐美のゴールがチームにモロ影響することとなっています。

実は選手層が薄い

このことから言えることは「選手層が薄い」ということです。ガンバ大阪は今シーズンはターンオーバーをしてシーズンをのり切ろうという計画でした。そのために、シーズン前にアデミウソン、藤本を始めとする実力のある選手を補強し、戦力の充実を図りました。つまり、ターンオーバをするために選手層を厚くしたのです。にも関わらず、宇佐美の得点力低下がチームの得点力に影響しているのは、層が厚くなっていないことを表しています。なぜなら、選手層が厚いのであれば宇佐美に替わる選手を試合に出せばいいわけで、代わりに出た選手がゴールを決めれば、宇佐美の不振がチームに影響することは無いはずです。



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宇佐美の代わりを早く育成しなければならない

この状況は当然ですが良くない状況です。具体的に言うと2つあります。1つは当初のチーム戦略(戦術ではありません)がうまくいっていないこと。前述のとおり、シーズンオフに大型補強を行いターンオーバができるメンバーを揃えたはずが、そのようにできていないということです。これは選手と監督を始めスタッフの責任でもあります。もう1つは宇佐美自身に関わることですが、恐らく宇佐美は海外でプレーすることを望んでおり、もしかすると今シーズン終了とともにヨーロッパに移籍するかもしれません。ですので、彼の穴を埋める代わりの選手を育成することが急務だと私は考えています。
昨シーズンの得点を比較することで気になることを書きましたが、まだ今シーズンの4分の1が過ぎただけです。少なくとも選手層についてはファーストステージ後半を見てからでも遅くは無いと思います。万が一、このままの状態が続けば、何かテコ入れをしなければならないかもしれませんが、そうならないようにみんなでガンバを応援しましょう!

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