ゼロックススーパーカップが開催されとうとう2016年シーズンが始まりました。残念ながらガンバ大阪はゼロックススーパーカップの連覇を逃し、最初のタイトルを獲ることが出来ませんでした。攻撃陣が不発で良くない状況ですが、新戦力の紹介と今後どうなるかを私なりにまとめてみました。
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前への突破が魅力的なアデミウソン
若手のブラジル代表10番をつけているアデミウソンですが、テクニックはだれもが認めるところです。前への突破が魅力的で、反転してデフェンスと入れ替わり置き去りにするテクニックはさすがです。こけら落としでの先制点をアシストしましたが、これも名古屋のサイドバックを抜き去っての先制点でした。
ただ、新加入でもありますので、近い選手特に宇佐美やパトリックとの息があっていない場面が多々ありました。また、ディフェンスが弱く後半も足が止まる場面がありました。これはアデミウソン本人も「監督からディフェンスにちて言われている」と認めているところです。そういう意味で倉田と比較するとまだまだな部分があるのは否めません。
待望のレフティー
もう一人の新戦力である藤本淳吾ですが、待望のレフティーです。左足で蹴れるのは本当に魅力で、特にフリーキックで遠藤一本だったのが藤本が左足で蹴れることによりバリエーションが増えました。右足は遠藤、左足は藤本で蹴りわけられるようになったのは大きいです。ただ、アデミウソンと同様周りとの連携が課題です。
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中盤の戦力として計算できる井手口
井手口はユース上がりで新戦力ではないのですが、井手口の成長が一番チームにとって大きいのではないでしょうか。ゼロックススーパーカップでは遠藤とコンビを組み中盤を構成しました。ボランチやセントラル、インサイドハーフとして計算できる選手になりました。それにより、今野をデフェンスで使えるようになりましたし、4-3-2-1もしくは4-3-1-2のミドルサードを厚くするフォーメーションを組むことも可能です。このまま成長していって文字通り遠藤の後継者になって欲しいです。
2試合を見た感想
さて、こけら落としとゼロックススーパーカップを見た感想ですが、アデミウソンが絡んでの狭い場所での細かいパス回しは圧巻の一言です。ただ、ガンバは基本、ショートカウンターのチームで、ゼロックスでの1点もカウンターから奪ったもので、広島みたいなブロックを形成して構えて守る相手をどうやって崩すかが課題でしょう。逆にこのような相手にパスやドリブルで崩すことができるようになればチームは一回り成長するだろうし、新加入の二人も生きてくると思います。現時点では倉田と比較するとアデミウソンにしても藤本にしてもチームへのフィットという意味ではいま一歩です。これは長谷川監督も同じことを言っていて、チームを成長させるために倉田を使っていないとのことです。
開幕直後のスタメンはどうなる？
スタメンのチョイスですが倉田を出して結果を求めるか、敢えて温存するか開幕戦のスタメンが難しいでしょうね。相手も難敵の鹿島です。ディフェンスは基本去年と同じでけが人が戻ってくるか来ないかでしょう。中盤は今野はディフェンスのけが人次第で、あとは遠藤と井手口がローテーションすると思います。問題のアタッカー陣ですがパトリックと宇佐美はファーストチョイスで何もなければスタメンだと思います。後の二人ですが開幕戦は倉田とアデミウソン、ACLはアデミウソンと藤本で場合によってはどちらかと倉田が代わると思っています。
課題はありますが、かなり楽しみなメンバーが揃っているので、課題を克服できれば3冠、4冠も夢ではないでしょう！いずれにしても新スタに行ってガンバを応援しましょう！！
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