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cp:ファイルやディレクトリをコピーする | Linuxコマンド

cpコマンドの「cp」はcopyの略で、文字通りファイルやディレクトリをコピーします。



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書式

cp [オプション] コピー元のファイル/ディレクトリ コピー先

オプション

オプション 内容
-i 上書きしてコピーしてもいいか確認のメッセージを表示する
-a コピー元のタイプスタンプなどのファイルの属性やディレクトリ構成をできるかぎり保持してコピーする
-f 同名のファイルがあっても強制的に上書きコピーする
-p コピー元のタイプスタンプなどのファイルの属性やディレクトリ構成をできるかぎり保持してコピーする
-R ディレクトリの内容を再帰的にコピーする
-p コピー元のタイプスタンプなどのファイルの属性やディレクトリ構成をできるかぎり保持してコピーする
-a 「-dpR」オプションと同じ効果


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使い方

引数の順番に注意してください最初にコピーしたいファイルもしくはディレクトリを指定し、その後にコピー先を指定します。

  • cp img/football.png pictures/ ← img/football.pngをpicturesディレクトリにコピー

別のファイル名でコピーしたい場合はコピー先にファイル名を指定してください。

  • cp img/football.png pictures/soccer.png ← img/football.pngをpictures/soccer.pngでコピー

コピー先に同じ名称のファイルがあると上書きされてしまいますが、「-i」オプションをつけると上書きしてもいいか確認がされます

  • cp -i img/football.png pictures/soccer.png ← 上書きしてもいいか確認される

また、ファイルの「所有者」「所有グループ」「アクセス権」「タイムスタンプ」などの属性やディレクトリ構成を保持したままコピーしたい場合は「-p」オプションを付けてください

  • cp -p img/football.png pictures/soccer.png ← 属性を保持したままコピー

ディレクトリの内容を全てコピーしたい場合は「-R」オプションを付ける。大文字であることに注意しましょう。

  • cp -R img /tmp/pictures/ ← ディレクトリの内容を全てコピー

シンボリックリンクをコピーする場合、「-d」オプションをつけるとシンボリックリンクとしてコピーされ、実体はコピーされない。「-d」オプションを付けない場合は実体がコピーされます。

  • cp -d link /tmp/back/ ← シンボリックリンクとしてコピー

また、「-a」オプションをつけると「-dpR」をつけたことと同じ処理になります。つまり「-d」でシンボリックリンク、「-p」で属性を保持したままコピー、「-R」でディレクトリの内容を全てコピーします。従って、あるディレクトリの内容を全てまるごとコピーしたい時に「-a」オプションを使います。

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