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ガンバ大阪は柏レイソルになぜ負けたのか

前回は柏戦の振り返りを書きましたが、今回はなぜ負けたのかとどうすればよかったのかについて書いてみました。



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なぜ失点したのか

試合結果ですが、0-1の最少失点で負けてしまいましたが、逆に言うと失点しなければ負けませんでした。まずは失点シーンについて詳しく見てみようと思います。失点は71分にさんざん手を焼いていたディエゴオリベイラにやられました。

問題点が山盛りのシーンなんですが問題点は3つあります。まずは武富にボールが渡るシーンですが、今野と遠藤のボランチがDFラインに吸収されてしまい、誰もアタックに行けませんでした。その結果、相手が何でもできる状態になってしまいます。

gamba-nothing-press

慌ててガンバもプレスに行きますが、時すでに遅しで前線の田中順也にパスを出されます。マークはジョンヤですが、田中の前へ突破を恐れたのかマークに距離ができてしまい、バイタルエリアにしてはゆるいマークとなってしまいます。これが初めの致命傷となりました。

gamba-jungya-mark

マークが追いついていないのでダイレクトに中央のディエゴオリベイラにパスを出させてしまい、これがつながります。ディエゴのマークは丹羽で、ディエゴに付いて行っているのですが、フェイントで一瞬外されてしまいます。これがふたつ目の致命傷となりました。

gamba-niwa-mark

ただ、丹羽がフェイントに引っかかるのはこのシーンでは仕方ないと思います、それゆえパスを出させたジョンヤのマークが悔やまれます。また、結果論となってしまいますが、他に相手FWがいなかったのでジェソクももう一歩早くディエゴにアタックに行けていれば失点は防がれた可能性が高いです。



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前からプレスに来る相手にボールを下げてはいけない

今度はオフェンスですが、相手のハイプレスにかなり手こずりました。今シーズンのガンバは左サイドを中心に短いパスをつなげて相手DFを崩すスタイルをとっています。また、攻撃に詰まると一旦ボランチもしくは最終ラインでボールを下げて、そこからもう一度攻撃をやり直します。しかし、柏がボールを返した途端に前からプレスに来るので、攻撃をやり直すことが出来ません。そればかりかプレスから逃げるために、キープしていたボールを大きく蹴りだすことで相手にマイボールを差し出すことになりました。

gamba-highpress

じゃあどうすればいいのかですが、プレスは前からボールとその周辺の選手に向かってくるので、少ないボールタッチで逆に向かっていけばいいのです。うまくかわしてチャンスを作ったシーンがあります。前半13分のシーンです。

ボールが止まらないからプレスに行けず、また藤春が前から向かってくるので下がらざるを得ません。また、前述のとおりプレスはボールとその周辺の選手に向かってくるので、プレスに行けません。他にも逆サイドに展開するロングボールをDFラインの裏に蹴るのも対策になります。相手は前に前にプレスに来るわけですので、自然とDFラインの裏にスペースができます。ですので、攻撃に行き詰ったと思ったら早め早めにボールをひとつ返し、受けては逆サイドに展開すると相手の裏をつくことが出来ます。

gamba-highpress-longball

残念ながらそのシーンの動画がなかったのですが、前半に宇佐美がなんどか逆サイドにボールを蹴りチャンスを作ったシーンがありました。それが得点につながれば良かったのですが・・・
さて、どうだったでしょうか?言うのは簡単なのですが、それを実行するのはなかなか難しいと思います。また、素人の私が気づいているのですから当然監督や選手たちもわかっていると思います。頭でわかっていてもなかなか実行できないのがサッカーの難しいところですね。それができると強いガンバが戻ってくると思いますし、みなさん辛抱強く待ちましょう!

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