12/1~12/3にcode for Osaka主催のフェリーハッカソンに行って来ました!
かなり過酷なハッカソンだったのですがその内容を紹介します。
大阪港開港150周年記念イベントのフェリーハッカソン
フェリーの「さんふらわあ」の船内でハッカソンを行うというもの。
実は2017年は大阪港開港150周年の年に当たり、その記念イベントとしてCode for osakaが主体となり、フェリーの「さんふらわあ」の全面協力の元、大阪市や大分県、別府市が後援し開催されました。
フェリーハッカソンのサイト:http://code4.osaka/ferry-hack/
日程は12/1(金)の夜に大阪港を出て翌朝別府市に到着。現地で観光と開発をして、12/2(土)の夜に別府市を出発。翌朝3日(日)の朝に大阪に帰り、その足でプレゼンを行うというなかなかの強行軍でした。
そして開発テーマはフェリー「さんふらわあ」が抱えている課題をITの力を使って解決しようというものです。
スポンサーリンク
平均睡眠時間2.5時間
私は今まで何度もハッカソンに参加した経験がありますが、その経験した中でダントツに過酷なハッカソンでした。
他のハッカソンでも時間が足りないので深夜まで作業をしますが、このハッカソンはそれに加え、移動を伴うのでかなりの疲労度です。
また、フェリーの中はメインの作業場所が食堂で、一般のお客さんも乗船しているので、食堂が使えるのは閉店する22:00から。
寝る部屋は抽選で決め、中には机のある部屋がわり当たった運のいいチームもありましたが、他の多数のチームはベッドしかない部屋でプログラミングをしなければならず、それがめっちゃやりにくい。
従って、22:00から食堂で深夜まで作業をするのですが、作業を終了して寝たとしても朝6:00に容赦ない船内アナウンスがあり、それで起きてしまう(泣)
ゆえに私の2日間の平均睡眠時間は2.5時間となりました。
スポンサーリンク
何のためにハッカソンに出ているのか
なんでそんなしんどい思いをしてハッカソンに参加するか?疑問に思う方も多いでしょう。
1つは「楽しい」から。ほとんど初めて会うエンジニアと一緒にグループを組んで開発を行う。
本当に色んな人がいて、中にはヘンな人もいてそういう人と出会い交流するのは、ホント楽しいです。
もう1つの理由は「自分の位置を確認」するため。
前述の通り初めて会う人とグループを組んで開発をすると、大袈裟に言うとひとりひとりの「人間力」が問われ、自分が世の中で通じることと、足りてないことがわかる。
そして今回もいくつかの気づきがありました。その中のひとつを紹介します。
船内のネットワーク環境の構築はNSCという団体が面倒を見てくれたのですが、別府から大阪の帰りで、全くインターネットにつながらない障害が発生しました。
私のチームはMonacaのWebのIDEを使って開発していたので、ネットにつながらないのは致命的。
自分のスマホのテザリングで凌いでいましたが、常につながる訳ではない、っていうかブチブチ切れる。
もちろんNSCの皆さんは復旧作業をされていましたが、回復の見込みは立ちません。もう無理かなーと諦めかけていたのですが、
「現在、ネットにつながらなくて作業に支障をきたしているチームはありますか?」とNSCの方から呼びかけがあり、そこで申し出をすると優先的に回線を確保してくれました。
ほどなく速度は遅いけどネットに接続することができ、我がチームは開発を続けることが出来ました。バンザイ!
当たり前といえば当たり前なのですが、今できることにベストを尽くすという、プロフェッショナルの気概を感じました。
私はクラウドベンダーでエンジニアをしていますが、障害対応などでどうしても割り切りをしなければならないときがあります。
復旧作業に没頭していると、どうしても完璧に対応しようとしてしまったり、まわりが見えなくなり「今、何をしなければならない」かが見えなくなることがあります。
そうなるとかえって余計に時間がかかる。でも彼ら彼女らは「ネット環境を提供する」という目的を見失うこと無く作業をされていました。
「今」できることにベストを尽くす。これがフェリーハッカソンで得た、というか再認識した一番の収穫です。
みなさんもたまには外の空気を感じてみませんか??
これでフェリーハッカソンの記事を終わります。
わたしのブログがみなさんのお役に立てれば幸いです。
スポンサーリンク