前回はダービーについて説明しましたが、今回はそのダービーにまつわる話を集めてみました!
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宗教や政治が背景にあるダービー
Jリーグのダービーは地域性の共通点しかありませんが、海外は政治的な理由や宗教がダービーマッチの背景にある場合があります。
その例を2つ紹介します。
まずは宗教を背景としたダービーです。
スコットランドの「オールドファーム」はセルティックとグラスゴー・レンジャーズのローカルダービーですが、
一方でカトリックとプロテスタントの宗教の代理戦争の側面も持っているので、お互いが激しく対立します。
宗教上の対立がサッカーにまで影響することは日本ではありません。
しかし、言い換えると日本のサッカーはそこまで生活に密着しておらず、歴史が浅いことを意味しています。
中村俊輔がセルティック在籍時のオールドファームでミドルを決めた動画です。
ミドル曲がりすぎやろ。
次は政治が背景にあるダービーです。
エル・クラシコはバルセロナとレアルマドリッドですが、スペインの国家統一と関係があります。
マドリッドを首都とする独裁政権はカタルーニャ地方のバルセロナの人々に対し、圧政を行ってきました。
その背景からいわゆる独裁政権の都市(マドリッド)とそれに抑圧されてきた地方都市(バルセロナ)という構図がダービーに形をかえています。
従って、スペインの2大都市という以上にお互いの対抗心は相当なもので、両チーム間の直接の移籍はタブーとされています。
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タブーを破ったルイス・フィーゴ
このタブーを破った選手がいます。それはルイス・フィーゴです。彼はバルセロナからレアルマドリッドに直接移籍をしてしまいました。
バルササポーターの怒りはとてつもなく、バルセロナホームのエル・クラシコではフィーゴに対して超満員のカンプ・ノウスタジアムからブーイングがされました。
しかも試合中、フィーゴがボールを持つたびに漏れなくブーイング!
この時のブーイングの音量はジェットエンジンの音量に匹敵するものだったとか。
さらに、フィーゴがコーナーキックを蹴ろうとするとペットボトルや酒瓶などいろんなものがピッチに投げ込まれ、試合は13分間中断されることに。
翌2002年のカンプ・ノウのエル・クラシコでは豚の頭が投げ込まれました。スペインで豚は相手を侮辱する意味があります。
その時の動画がこれです。
また、最近のエル・クラシコの動画もありました
プレーの内容ははともかくお互いのプライドが感じられます。
スパイクの色まで気にしなければならない
鹿島からシャルケに移籍時、内田選手はあろうことかドルトムントのチームカラーである黄色と黒のスパイクを履いていました。
チームメイトはそれを見るやいなや、「お前正気か?殺されるぞ」と本気で言われたそうです。
香川選手も同様に「その青いスパイクはここでは履けない、シャルケに入った日本人(内田選手のこと)とは話をするな」と入団直後に言われたそうです。
そういえば宇佐美選手はピンクのスパイクを履いていましたね(苦笑)
海外の選手やチーム・サポーターはこれくらいダービーに思い入れがあり、ライバルチームのフラッグやユニホームを踏みつけてロッカールームからピッチに出るチームもあるようです・・・
大阪ダービーを始め、Jリーグのダービーはここまで過激ではないですが、良い所は見習ってアツい応援をしたいですね!
これでダービーにまつわる話の紹介を終わります。
このブログが皆さんのお役に立てれば幸いです。
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