前回の記事でコンサドーレ札幌戦でファビオ選手が、ハンドの反則を取られなかった理由を説明しました。
今回は逆にハンドを取られたシーンについて競技規則スタンダードに照らし合わせで説明します。
なおこの「ハンド」は誤審ではないか?と言われた判定ですが、ハンドか誤審かどうかについては議論の対象外とします。
スポンサーリンク
故意にボールを腕で止めたとみなされる
2016年のゼロックススーパーカップで丹羽選手が、ペナルティエリア内で相手選手のクロスをスライディングでブロックに行った際、ボールが丹羽選手の腕に当たったとみなされハンドの反則を取られました。
ペナルティエリア内の反則なので相手チームのサンフレッチェ広島にペナルティキックが与えられ、反則を取られた丹羽選手にはイエローカードが提示されました。
そのシーンの動画です↓
ついでに競技規則スタンダードはこちら↓
前述の通り、ハンドの反則+イエローカードの判定でした。これは上記スタンダードの「ハンドリング1」に当たります。
ボールのコースを予測してチャレンジ。腕の位置も配慮に欠けていて、腕でボールを止めている
このケースではイエローカードは出ませんでしたが、動画をよく見ると丹羽選手がレフェリーに抗議に行った際、レフェリーの体を丹羽選手が突いたのでイエローカードが提示されたと考えます。
ハンドのプレーでイエローカードが提示されるのであれば、ハンドの笛を吹いたときにカードに手をかけますが、その素振りが見えないためです。
つまり、カードは余計にもらっちゃったってことですね。もったいない。
スポンサーリンク
誤審の原因を作ったのも丹羽選手
丹羽選手のアピールの仕方から恐らくボールは腕ではなく顔に当たったのだと思います。
動画を注意深く見ても顔に当っているように見えます。
では、誤審だったとして一番悪いのはレフェリーですが、その原因を作ったのも丹羽選手です。
丹羽選手を責めるわけではないのですが、腕を振り上げてスライディングをする必要はなかった。
もし、体に腕をつけるようにしてスライディングしていれば、たとえボールが腕に当たったとしても、ハンドにはならなかったと思います。
感情を込めて応援するのでどうしてもガンバに不利な判定になると冷静にいられなくなりますが、
ルールを正確に理解してサッカーを見るとまた違う面白さが発見できます。
これで丹羽選手のハンドの判定についての記事を終わります。
このブログが皆さんのお役に立てれば幸いです。
関連記事
Jリーグ第11節コンサドーレ札幌戦でファビオ選手がハンドの反則を取られなかった理由を説明しました
スポンサーリンク